3つの茶屋が存在する

飲食店のような役割

芝居小屋の近くには、芝居茶屋というものがありました。
これは今でいう、飲食店の役割を担っています。
当然飲食ができますがそれ以外に、芝居を見る人のために席を予約したり、見物人を芝居小屋まで案内したりする仕事も行っていました。
江戸時代ではいきなり芝居小屋に行かず、まずは茶屋で食事をしてから芝居を見に行くのが一般的だったようです。

大茶屋は表茶屋とも呼ばれ、芝居小屋内の一角、隣接地、向かい合わせという非常に近い位置することが特徴です。
座敷や調度品が用意されており、一流の飲食店のような風格を持っていました。
今でいう高級飲食店で、歌舞伎芝居と同じように富裕層に使われていたようです。
特に多かったのが休暇中の御殿女中、豪商です。

小茶屋について

非常に質素な店構えというのが、小茶屋の特徴です。
こちらを利用していたのは、主に一般庶民でした。
場所も芝居小屋の裏で、目立たない位置にあったようです。
中には店を構えていない、仕出し専門の小茶屋も存在していました。
このような小茶屋では、接客業者を専門に雇っています。
ちなみに接客業者を、江戸時代では出方と呼んでいました。

出方は芝居を見に来た人を席まで案内し、仕出し茶屋で作った料理や弁当を席まで運ぶことが仕事です。
さらに茶屋には水茶屋という種類もあり、芝居小屋内の飲食店を扱っていました。
このように江戸時代の人にとっては、食事も娯楽に含まれていたようです。
確かにおいしい料理を食べることができれば、それだけで楽しくなりますね。


この記事をシェアする

ツイート
いいね
B!はてブ

Page
top